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こんにちは。新米女将の鉄子です。
川浦製作所のIT担当(という名の何でも屋)、新米女将の鉄子です🙋♀️
今日は、最近あったお客様の案件で「これは無理かもしれない…」と社長も最初は悩んでいた話を、許可をいただいてシェアします。
結論から言うと、3D CAD(シンクデザイン)のおかげで、見事に解決できました!
でも、そこに至るまでには紆余曲折があって…その過程がすごく勉強になったんです。
目次
事の発端は、ある日の午後でした。
電話がかかってきたのは、県内の精密機器メーカーS社様。
「実は、新製品の部品で、複雑なR計上の絞り成形が必要なんです。でも2社に見積依頼したところどちらも『この形状は難しい』と断られてしまって・・・」
という内容でした。電話を取った私は、すぐに社長に取り次ぎました。
社長は図面をメールで送ってもらい、じーーーーっと見る事約10分

・・・これは確かに難しいなぁ。。。
(え!社長もですか
)
社長、これなにがそんなに難しいんですか??

鉄子さん、見てごらん。この部分、Rがきつい上に深さもあるでしょ。しかも、この角度で曲がってる
よくわからない・・・
普通の絞り成形は、1方向に引っ張る感じ。でも今回は、「縦に深く、横にも曲がり、さらにRもきつい」という三重苦。スプリングバックの見込みが難しい。それを金型形状に変形させるのも大変。
金属は引っ張りすぎると破れます。特に、複雑な形状だと「ここは伸びすぎ、ここは足りない」というバランスが超シビア。
従来の2D図面や簡易3Dだと、「実際にプレスしたらどう金属が流れるか」が読みづらい。部品が3次元になってくるので、二次元CADだと部品の形状がイメージしにくい。

「これ、ちょっと考えさせてくれって言おうかな…」
社長は諦めなかった。

せっかく3D CADがあるんだから、これで勝負してみよう
正直、私はまだ触れもしませんが(笑)
決断のポイント
①シンクデザインなら、複雑な曲面を正確にモデリングできて、スプリングバックの文変形させることができる(モデリングし直す手間が省ける)
②設計そのものが早くできる
ということで社長はS様に「やってみます。ただし、試作で3回くらいはトライさせてください」と電話しました。
約2週間後、最初の試作金型が完成。
社長と社員さんが、慎重にプレス。
私も現場で見学させてもらいました。
ピシッ…という嫌な音。
材料が破れてしまいました
でも、社長は落ち込んでない。むしろ、ニヤリとしてる。

よし、予想通りだ。ここが問題だってわかった
破断した場所を3D CADに記録し、その日の夜、社長は金型の修正設計。
修正金型で2回目のトライ。
今度は破断しませんでした!でも…材料に「シワ」が寄ってしまう部分がある。
これは、金属が余ってしまって、行き場を失った状態。

ここの金属の流れをもう少しコントロールする必要がある。パンチの当たり方を微調整しよう
また、夜な夜な3D CAD作業。
私も横で見てたんですが、シンクデザインの画面で、金型の形状をなめらかに微調整してるんです。
すごい集中力…☕を差し入れするくらいしかできませんでした。
そして、3回目。
プレス機のスイッチを入れる社長の顔が、いつもより真剣。
ガシャン!
製品を取り出して、じっくり確認。破断なし、シワなし、寸法OK!
完璧な成形品が出来上がりました✨
すぐにS社様に連絡し、製品を確認していただいた結果・・・
これはすごい!他社に断られて途方に暮れていたんですが、まさかここまで形状の再現性があるものができるとは!!
とお喜び頂きまして、社長も嬉しそうに笑っていました
新米女将の私が、この一連の流れで学んだことをまとめます。
最初は社長も難色を示したこの案件。でも、諦めずに挑戦したから成功した。
他社が断った理由は「できない」じゃなく「やりたくない(リスクが高い)」だったのかも。
S社様は、3回の試作プロセスを見て、すごく信頼してくださった。
「ちゃんと考えて、改善して、結果を出してくれる会社だ」って。
一発で成功するより、むしろ改善のプロセスを見せることが、信頼につながるんだと実感。
シンクデザインというツールも、それを使いこなす社長の経験と勘があってこそ。
「この部分の金属の流れは、こうなるはず」という予測は、創業52年の経験から来てる。
技術だけでも、経験だけでもダメ。両方の融合が大事。
もし、今、こんな悩みを抱えているなら:
川浦製作所に、ぜひ相談してください。
「無理かも」と思う案件こそ、実は私たちのやりがいだったりします(社長談)。
「これ、できますか?」
その一言からで構いません。
図面やデータを見せていただければ、社長が「できる/できない」を判断します。
無料相談、大歓迎です!
しかも、「できない」という結論でも、なぜできないか、どうすればできるかまで、ちゃんと説明します。
それが、川浦製作所のスタイルです。
