プレス・金型コラム 新米女将 鉄子の部屋
2024.03.18

金型製作に欠かせない材料(鋼材)について ➀

金型は、一般的に鉄(鋼材)にて作りますが、鉄を切ったり曲げたりするのに
鉄同士でよく加工ができると思いませんか?

鉄より柔らかいアルミや銅などなら、何とな~く加工できそうな気がする鉄子。
厚い鉄の材料を加工できるのはどうしてでしょうか? 社長に尋ねてみました。

単純に、加工する材料と金型に硬さの差があれば加工することができます。

(はさみで紙が切れるように、はさみより柔らかければ切れます)

それではどうやって硬さの違いを出すのでしょうか。。


金型を作る時に使用する鋼材の種類の違いと、熱処理の有無です。

・鋼材の種類ですが、SS S50C 、SK3、SKS3、SKD11、ハイス(粉末ハイス)
超硬合金などを使用してプレス金型を製作します。

SS材

 ・SS材(一般構造用圧延べ鋼材)の中でも SS400は、流通が多く、代表的な材料です。
 一般構造用圧延鋼材の材料記号は「SS(Structural Steel)」で表されSS材とも呼ばれて
 おり、数字は最低引張り強さを表しています。

 1994年のJIS改正前には、SS41と呼ばれていた、この材料では一般的に熱処理は致しませんので
 刃先に用いることはありません。
 主に部品の固定やプレス機に固定するプレートに使用します。

 

 ・S50Cは、JISで規格さてた鋼材で機械構造用炭素鋼のなかでも、高炭素鋼にあたる鋼材です。
 50という数字は含有しているカーボン(炭素)量を表す数字です。45,55等があります。
 硬度が必要な局面で威力を発揮しますが反面、靭性が低くなりがち(脆い)です。焼入れ後の
 硬度は工具に匹敵しますが、耐摩耗性が求められる場合に適しています。被加工材の案内や定規
 などに使用します。

次回は SK3からお話します。

PROFILE

新米女将 鉄子
新米女将 鉄子
どうも川浦鉄子と申します。あたくしは、型屋には無縁なお仕事をしてまいりましたが、ご縁があり型屋に嫁ぎ金属に触れる日々を過ごしております。新しい発見ばかりで毎日楽しく過ごしながらプレス金型などについてご紹介してまいります
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