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「鋼材の種類」も今回4回目で最終回です。最後までご覧ください~
さて、今回の鋼材の種類の最終回は「ハイス鋼」「超硬合金」についてお送りいたします。
「ハイス鋼」「超硬合金」ってそもそも何? 違いは?
・「ハイス鋼」 ハイスピードスチールの略。高速度工具鋼と呼ばれるもので、
切削工具や金型に用いられることが多く、非常に硬い鉄鋼材料として知られています。
生産数量が多い場合や、厳しい条件の場合に用いられる。
ハイス鋼にはタングステン系とモリブデン系とがあり、タングステン系は耐摩耗性が
耐摩耗性が大きいので、切削工具等に使われます。モリブデン系は靭性が高いことから
衝撃を受けるプレス金型に適しています。
・「超硬合金」 特徴は硬度が高く、特に高温時の硬度低下が少ないこと。
このため、超硬合金が採用される金型は耐摩耗性が要求される金型と言えます。
しかし、重要な曲げ強度において十分な強度が保てないので金型用途にはパンチやダイ等
部品的に用いる事が一般的です。
超硬合金とハイス鋼は何かと比較されるケースが多くあるのですが、
それぞれの良さがあるため、素材選びの際は特性を把握したうえで最適な方を選定することが
重要のようです。
さて、次回は「熱処理」についてです。
次回も宜しくお願い致します。